■ ペンキぬりたて!?
ちょっと面白ものも見つかりました。

ほこりまみれだった天井板の上に出てきたこの文字、読めますか?私は読めませんでした。
”きおふぬり 明朝迄”
つまり ”石黄塗り(してあります)明朝迄(乾燥時間必要なので触らないで)”というメモ伝言ではないかという事です。これは面白い
確かにこの文字の裏側には、まるで最近塗り直したのではないかと思われるくらい鮮やかな黄色の塗りがしてあります。ですがこのメモ書きによって鮮やかな黄色が建立当初のものである可能性も十分考えられると思います。
なお、判読に関しては所管している東海市市教委の宮澤さまを通じて判読、解釈していただいた内容です。まさに叡智ですね。

もうひとつ見えないところにかわいい落書き。
竹の下に鶏の親子でしょうか。この獅子屋形には存在しない意匠ですので、どのような意味が込められているのかは分かりませんが、仲のいい様子でほっこりします。
■ 組み立てて×3、参ります




組めば組むほど、よくわかる製作精度!江戸時代の技に学ぶという大切さを身に染みて感じます。特に獅子彫刻は、四方が合わさるものなのに、一ミリの無駄もないと言っても言い過ぎにならない神クリアランス。この時代の職人にとって、これくらいの精度はおちゃのこさいさいなのでしょうか。いや、きっと物凄く手を掛けたものに違いない、でないと追いつける気が全然しない(泣)


最後に、諏訪神社の皆さまに修理完了のご報告と納品をさせて頂きました。また、修理の報告書を作成してお渡ししました。
”ぴかぴかにしない修理”を皆さま支持してくださり感謝です。獅子屋形のひとつの修理方針(地域の歴史を伝える証拠性を保つ)として修理完了までこぎつけたような感じです。
所有者の皆さま、東海市のみなさま、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。


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