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懸装品

懸装品ってなに?

懸装品(けそうひん)は山車や神輿本体に付随する道具や飾り物です。その多くは神々を囃(はや)すための山車を飾る意味合いを持っています。ですから全国津々浦々、本当にさまざまな懸装品があって、壊れたり無くしたりすると「どこで直したらいいの?」と意外と頭を抱えてしまうものです。祥雲でもいろいろなご相談を頂いていて、昔の職人の仕事ぶりに感心したり、試行錯誤しながら修理・新調を行っています。

馬白毛 千成瓢箪

馬白毛 千成瓢箪

千成瓢箪(せんなりひょうたん)。金箔を押したたくさんの瓢箪に白い馬毛が揺れる・・・どこにどう付くか、想像できますか?正解は山車の長い竿の先端につく吹流頭です。豪華さとどこか可愛らしさのある懸装品です。

馬毛

馬毛も今や貴重です。長さ、色が揃っていなければいけませんし、化学繊維は「コシ」が弱いので、山車が動き出した時に「フワッ」となりません。お祭り好きの人々の中には毛の動きの違いも分かる方がいるから驚きです。

竿の断面。中心材はヒノキ(柾目)

こちらは竿の断面。中心材はヒノキ(柾目)で、これを竹で囲み丸棒にし、下地をつけて黒漆で仕上げます。しなってもググッと元に戻る、粘りのある強靭な竿ができます。

馬毛、鳥毛、熊毛

こう見ると、さまざまな懸送品で山車が彩られていることがよくわかります。馬毛だけでなく、鳥毛や熊毛なども使われます。

面と装束

面と装束

面の製作、漆塗り。左のおかめは胡粉仕上げにて復元新調。右も朱呂色仕上げにて復元新調。こちらの地域のお祭りではふたりが一緒になって御船行列を先導します。

装束の復元新調

装束も復元新調しました。動きやすそうな格好ですが、それもそのはずで、お祭り中に鉾と榊をもって人々を追いかけ回します。静岡版のなまはげ?のような珍しいお祭りです。

掛塚東町の装束と麻を染めたかつらを復元新調
こちらは掛塚東町の装束と麻を染めたかつらを復元新調したものです。
掛塚東町の神楽台
同じく掛塚東町の神楽台。こちらも祥雲にて復元新調させて頂きました。先程の天狗がこのお神楽の前を歩きます。

山車人形「曾我五郎」の製作

山車人形「曾我五郎」の製作

山車人形「曾我五郎」の製作。江戸時代に歌舞伎の演目「矢の根」で爆発的ヒット。父の仇討を誓う五郎の迫力ある頭部は木彫刻に玉眼を入れ、目をカッと見開いています。胡粉仕上げの白い肌に真っ赤な隈取が力強く、装束も錦の胸当てと脚絆。蝶々の描かれた黒い羽織は江戸の粋です。

曾我五郎

手には矢の根、腕も足も彫りもの。顔の左右に突き出た髷は天然漆で塗装。後ろには刀を三丁並べ、邪気を払う眼光鋭い曾我五郎となりました。

綱の製作

綱の製作

日本人にとって麻は神聖な植物です。古代の記録にも、神事の道具として麻が使われています。祭礼は神事ですから、江戸時代に栽培が盛んになった木綿ではなく、麻を使用することが正式です。

引き網

もちろん用途によっては木綿や化繊が適している場合も少なくありません。皆さんが握る引き綱などは麻にこだわってみてはいかがでしょうか。

御簾

御簾(みす)

御簾(みす)は奈良時代から使用されているとされ、公家や貴族が建物の中と外を区切るために使われていました。同じように、神聖な領域と外とを区切るために下げられます。高さ・幅・文字・織り方など自在に製作できます。

彩色

彩色

直径3尺ほどの天井画の雲龍。およそ200年ほど前に描かれたとされています。復元新調のため、和紙の種類の調査を行い、楮(こうぞ)が原料の和紙だとわかりました。同じ素材、厚み、サイズの手すき和紙を使用し、岩絵の具と水干絵の具を使い描かれています。

極彩色の四天王

祥雲では、仏像の修理も行っています。上の写真は極彩色の四天王です。ご寺院・ご自宅問わず、お仏像の修理もぜひご相談ください。

お問い合わせ

山車人形、竿、吹き流し、綱、網、のぼり、御簾、漆小物の新調・修理まで幅広く取り扱っています。どこに頼んだらよいか分からない物など、お気軽にご相談ください。

メールまたはお電話でお返事させて頂きます。

懸装品実績(一部)

亀崎石橋組「青竜車」(愛知県半田市)
(修理)千成瓢箪 馬白毛

武豊町馬場「長北車」(愛知県武豊町)
(新調)吹き流し竿

旧竜洋町「白羽神社」(静岡県磐田市)
(復元新調)面および装束

三川地区萱間「大國社」(静岡県袋井市)
(新調)山車人形「曾我五郎」

下半田南組「護王車」(愛知県半田市)
(新調)命綱・とったり綱・梶棒綱

中泉西町「鑾留閣」(静岡県磐田市)
(新調)御簾

岡田二区中組「雨車」(愛知県知多市)
(復元新調)天井画

掛塚東町(静岡県磐田市)
(復元新調)装束
(復元新調)御神楽台
(修理)面

「増長天」自社製品