知多半島

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魂こもった「吹き流し竿」の制作

2025年も桜咲く季節となりました。ことしは春祭りに合わせ「吹き流し竿」が完成しました。手間を掛けた逸品ですので、ご紹介したいと思います。■ 吹き流しの竿とはその名の通り、竿です。丸い棒です。が、下写真を見れば、どんな棒でも良いわけではない...
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お祭りの道具「采配:さいはい」 制作うけたまわり中!

お祭りの運行責任者さんなどが持つ采配を制作、天然木・織物・和紙など素材はさまざま!、ご要望に応じて制作いたします|かつては戦場で軍配と同じように指揮を執るために振るわれた物で、柄の先端に紙・布・皮・毛などが取り付けられています。欅の柄、金織布の采(幣)を素材として、木部には漆を摺り仕上げとしています。落ち着きの中にも華やかさのある色の組み合わせとなっています。欅も天然乾燥10年以上の木目の積んだものから選び、なるべく反らない、割れないような素材を選定しています。上の写真のものは、通常の采配よりも柄が長く60センチほどもあります。これには理由があって、運行役の背中に差しておくことが多いため、通常サイズの柄だとちょっと短いのだそうです。この長さだとちょうど采(幣)が方の上あたりにくるので、つまりは格好が良いということです。
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鷺(さぎ)、まいあがれ! 水引幕「群鷺」

お祭りの水引幕「群鷺(ぐんろ)」が完成。取り付けを終えてお披露目となりました。サギは私たちの生活になじんだ鳥ですね。13羽の鷺を3枚の水引幕に刺繍し、6つの菊座留め金具を取り付け完成しました。
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第9回はんだ山車祭りの全国放送に出演しました

あっという間に12月になりました。祥雲です。去る10月に行われました、5年に一度の大祭「はんだ山車まつり」の全国放送に祥雲代表の山梨が解説者としてスタジオ出演いたしました。半田は愛知県の知多半島に位置し、私たち祥雲は20年以上こちらでお仕事...
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山車幕の”復元”新調 -上半田北組唐子車

山車の見送り幕「桐に鳳凰」刺繍幕を復元新調。羅紗に本金糸による刺繍。旧幕を手書きトレースして、細部まで完全な下絵を作成。表地は羅紗(羊毛)、裏地は絹で「雲立湧」(有職文様)、金襴は「霰に鳳凰」としました。
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祥雲の忘れられないお仕事 山車彫刻「玉匣社」

祥雲の忘れられないお仕事 山車彫刻「玉匣社」静岡県磐田市中泉久保町|25年ほど前のお仕事、山車「玉匣社」山車一式の彫刻。懸魚・鬼板・欄間・脇障子・御簾脇・腰板・蟇股・木鼻・獅子・獏すべての彫刻を一から建造。宮大工の技と彫刻の技の融合で、素晴らしい山車が完成しました。中国の故事二十四孝や仙人たち、楽しい姿を見せる唐子、守護者である青龍・朱雀・白虎・玄武。神功皇后に応神天皇を抱く武内宿祢(宿禰)など様々な題材を大胆に取り入れたとても見応えのある山車となりました。