伝統技法

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龍潭寺の漆喰土塀修理 - 井伊家ゆかりの静かな佇まいを守る仕事

古くから伝わる土塀の修理は担い手、技術者が少なく朽ち果てるまでそのままにしてしまうケースが多い中で将来にわたり維持できるよう行った修理工事のご紹介です。ブログではとんとん拍子に作業が進んでいるように見えますが、重要な乾燥工程があるため思っている10倍くらいの時間をかけた工事となっています。修理前後のお写真も載せています。静岡県浜松市井伊谷にある龍潭寺(りょうたんじ)は、奈良時代に開かれたと伝わる遠州の古刹。平安時代から井伊氏の菩提寺となり、戦国時代には井伊直盛・井伊直虎・井伊直政など、井伊家の歴史と深く結びついたお寺です。境内には、井伊家歴代の位牌が安置されたお霊屋・小堀遠州作の庭園・江戸時代に建てられた本堂・山門・鐘楼などの見どころがたくさんあり、落ち着いた空間で歴史を感じられるお寺で訪れる人も多いです。
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大胆不敵な水墨画 ~雪村~ 絵は仙術なり ◆再放送(出演番組)

祥雲です。NHK番組「大胆不敵な水墨画 ~雪村~ 絵は仙術なり」が25年6月10日(火)に再放送されることになりました番組内では祥雲にて磐田市福田「む組」にお納めしました山車幕「仙人図」が紹介され、代表の山梨が出演させて頂いております。放送...
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立川流彫刻の修理 長野県塩尻上町

祥雲です。いつもブログを見ていただいてありがとうございます。今回は長野県塩尻へ彫刻修理ほか御用を頂きましてお邪魔してきました。■ 上町の舞台ここ塩尻では山車=「舞台」と呼んでいます。形式としては四輪内輪の二層式で、上段には高欄が回され人形が...
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静岡浅間通り常夜燈 ~保存と修復~ 完結編

天保13年(1842)に「再建」されたという静岡のおまちの中心にある「中町秋葉山常夜燈」を65年ぶりに修理しています。ブログでは解体のようすからはじまり、石段の内部の秘密・静岡大火かそれとも第二次世界大戦の戦火の痕か!修理をすすめるいちに色々な事が判明して参ります。家康さまのお膝元にある常夜燈の由緒ある歴史を紐解いていきます。江戸時代にはやった秋葉講の名残。防災のシンボルであった常夜燈は、今日までとても大切に守られてきました。
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静岡浅間通り常夜燈 ~保存と修復~ 第二回

天保13年(1842)に「再建」されたという静岡のおまちの中心にある「中町秋葉山常夜燈」を65年ぶりに修理しています。ブログでは解体のようすからはじまり、石段の内部の秘密・静岡大火かそれとも第二次世界大戦の戦火の痕か!修理をすすめるいちに色々な事が判明して参ります。家康さまのお膝元にある常夜燈の由緒ある歴史を紐解いていきます。江戸時代にはやった秋葉講の名残。防災のシンボルであった常夜燈は、今日までとても大切に守られてきました。
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静岡浅間通り常夜燈 ~保存と修復~

天保13年(1842)に「再建」されたという静岡のおまちの中心にある「中町秋葉山常夜燈」を65年ぶりに修理しています。ブログでは解体のようすからはじまり、石段の内部の秘密・静岡大火かそれとも第二次世界大戦の戦火の痕か!修理をすすめるいちに色々な事が判明して参ります。家康さまのお膝元にある常夜燈の由緒ある歴史を紐解いていきます。江戸時代にはやった秋葉講の名残。防災のシンボルであった常夜燈は、今日までとても大切に守られてきました。
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令和の ”仁王” 建立プロジェクト

令和の仁王建立プロジェクト|木造で総高2.5メートルを超える仁王(金剛力士像)の製作過程を紹介。木取りから最初のノミ入れ、荒彫~仕上までの様子。そして雪にも負けないよう様々な工夫をしてついに秋田県梅林寺へ車で15時間の道程を経て到着。生憎の荒天が嘘のように晴れ上がってついに山門の金剛柵を超えてご遷座いたしました。およそ2年がかりのプロジェクト、無事に完遂することができ一同ほっと胸を撫で下ろしています。これからも地域の守護者として長い仕事が仁王には待っています。しっかり丈夫に作ったから、きっと大義にお役目を果たしてくれると思います。