獅子

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ぴかぴかにしない決断 それが文化を守るということ

2025年の仕事で最もチャレンジングだったものの一つが、今回ご紹介する「獅子屋形の修理」です。獅子頭(ししがしら)を内部に納めた、御神輿のような大きさの屋形で、これを担ぎ台に乗せ巡行します。今回修理させて頂いたのは愛知県東海市 高横須賀町 諏訪神社さまで保管されている市指定有形文化財の獅子屋形です。今回の修理は「現状のままを残す」修理です。“漆塗り直し”でも“金箔リニューアル”でもありません。私たち施工側からすると、これらは大変に勇気の要るチャレンジングな事業です。なぜなら「新品のように仕上げない」という姿勢は、文化財保存や伝統建造物修理において最も誤解されやすい部分でありながら、最も重要な根本だからです。文化財修理においては、外観を新品同様に整えることが「完成」とは限りません。むしろ、古いものの持つ時間の痕跡を保ち、現状を尊重することこそが「保存修理」の本質と思います。
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立川流彫刻の修理 長野県塩尻上町

祥雲です。いつもブログを見ていただいてありがとうございます。今回は長野県塩尻へ彫刻修理ほか御用を頂きましてお邪魔してきました。■ 上町の舞台ここ塩尻では山車=「舞台」と呼んでいます。形式としては四輪内輪の二層式で、上段には高欄が回され人形が...