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幕製作工程

新調「呂洞賓図」

新調「呂洞賓図」

磐田市「大泉の山車」の見送幕「呂洞賓図」の刺繍幕製作工程をご紹介です!戦国時代の水墨画人「雪村(せっそん)」の作品(上)が元になっています。

呂洞賓の型となる部材
呂洞賓の型となる部材で、これに直接刺繍をします。舌を巻いているところにご注目。
装束
考えてみれば元は水墨画。決まった色はありません。装束は藤色に近い色に決めました。その雰囲気を出すため糸を撚ります。写真右の糸は、藤色と紺の糸の比率を変えて撚ったもの。これらを使い分けて刺繍をすることで、求める色と、刺繍自体に陰影と立体感が生まれます。
縫い広がっていく装束
縫い広がっていく装束、色糸の比率7:3が活きています。
呂洞賓の上半身
呂洞賓の上半身がおおむね完成しました。右手の持物は強めの色糸にし、結果的にいいアクセントになったと思います。
新しい生地に移し替える修理
意外と知られていないことですが、大きな刺繍は基となる布地に直接どんどん縫っていくのではなく、部分ごとに作って最終的に結合させます。そのため、基地である羅紗が古くなっても”新しい生地に移し替える修理”が可能なんです。
色のない水墨画から鮮やかな刺繍
目も入り、生え際の刺繍を進め、だいぶ表情が決まってきました。色のない水墨画から鮮やかな刺繍を作り上げていくのはとても面白い作業です。
金箔糸
全身全霊で仙術を操る呂洞賓とはうらはら、踏みつけられている龍はなんだかとぼけたような、他人顔をしているのがこの図でとても面白いところです。金糸でこちらも縫い広げていきます。ちなみに、一般的に金糸と呼ばれる糸は絹糸に金箔を巻き付けて作られています。つまり”金箔糸”ですね
龍
龍の持つ恐ろしいイメージとは違って親しみやすい表情の龍。目線と鼻毛とゆるゆるの口元がお気に入りです。呂洞賓に急に呼び出され「やれやれ」って具合でしょうか。
金襴(きんらん:縁の緑色の織物)
縫製し、房を取り付けて完成です。金襴(きんらん:縁の緑色の織物)も派手過ぎないものを選び、紺地の羅紗を引き立たせます。
幕は山車に取り付けてみて本当の完成です
幕は山車に取り付けてみて本当の完成です。

■ 水引幕と彫刻も

山車の左右の水引幕
山車の左右の水引幕も製作。上段のオレンジ色の雲がアクセントになっていますね。さて、写真右の袖障子の彫刻を見てみて下さい。黒い何かが5つくっついています。
蝙蝠(コウモリ)
実は蝙蝠(コウモリ)たちです。蝙蝠って縁起悪いんじゃないの??と思ったあなたは西洋のイメージに感化されています(笑)。中国・日本では「福が寄ってくる」・「多産である」ことから縁起の良い生き物とされ古くから色々な題材となっています。

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    幕製作実績

    愛知県阿久比町 萩大山車 大幕
    静岡県磐田市 福田町む組 天幕
    静岡県磐田市 国府台高栄社 見送幕
    静岡県磐田市 石原町石渓社 天幕
    静岡県磐田市 大泉 見送幕、天幕
    静岡県磐田市 神増天神社 天幕
    静岡県磐田市 西町鑾留閣 見送幕、天幕
    静岡県掛川市 亀の甲 天幕
    静岡県掛川市 旭町 天幕
    埼玉県川越市 旭町三丁目信綱の山車 天幕

    静岡県湖西市 大知浪 天幕
    愛知県東海市 北町組 水引幕、大幕
    愛知県常滑市 市場組 水引幕
    愛知県半田市 上半田北組 見送幕、大幕、吹き流し
    愛知県半田市 成岩北村 吹き流し
    静岡県浜松市 浜北区井泉田組 見送幕
    静岡県浜松市 天竜区山東八幡連 見送幕、天幕
    静岡県牧之原市 静波四丁目 天幕

    ※五十音順

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