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令和の ”仁王” 建立プロジェクト

■納品、一路秋田へ

二年がかかりのプロジェクトもいよいよ最終段階。あとは静岡から秋田のおよそ15時間、距離にして900キロの道程を無事故・忘れ物ナシ(重要)で行かねばなりません。

トラックに仁王像を積み込み、快適とはいえないシートに15時間おしりを乗せる苦行を乗り越え、いよいよ秋田へ到着。新しい山門が出迎えてくれました。

行きの荒天がうそのように天気に恵まれました。限られた時間の中で、失敗なく仁王を建立します!

■練習のとおりにやればいい・・・!

さて、仁王が立つ場所のまわりには「金剛柵」と呼ばれる先端が鉾(ほこ)のような柵で囲まれています。取外しができないので、柵の上の限られたスペースを空中戦で滑りこませるしかありません。

実は静岡に、秋田と同じ寸法の山門が、同じ社寺大工さんにより建てられています。そこで事前に仁王像を入れる練習をしておいたので、万全なはず・・・!

上に材料を渡し、上体をひもで釣り上げ足から入れる・・・が、想像以上に重い・・・しかし、練習の通りにやればいい・・・!

台座を組み、脚部の”ほぞ”を入れ、天衣などの部材を取り付けます。練習の甲斐あって、計画通りに仁王像を納めることができました。

■仁王、秋田に立つ!

このあと、開眼供養を経て守護者としての長いお仕事がまっています。

山門に立った瞬間、仁王がただの彫刻ではなく、人々の生活やこころを豊かにしてくれる力を持っていることに気が付きました。

たまには会いに行きたいと思いますが、なかなか遠いのでそうもいきませんが。。。

■テレビ、新聞にも取材していただきました

地元の新聞・テレビ放映がされました。これからも多くの人々に直接みていただければと思います。

最後に仁王門の前で記念撮影。秋田県はとてもよいところでした。ご住職にも良くして頂き、たいへん感謝しております。

あとは家に帰るまでが仁王建立。美しい稲穂をみながら 安全運転で帰ります。

■ありがとうございました

この記事を読んでいただいている皆さま、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の仁王建立は 寺院部門「山梨仏具」 と 彫刻部門「祥雲」 との共同プロジェクトでお送りしました。

こんごとも 山梨仏具/祥雲 のお仕事をぜひ応援していただけると嬉しいです。ラインの公式アカウントもはじめました。

それではまたお会いしましょう!

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