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彫刻

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小笠町嶺田(現:菊川市)嶺田神社祭礼

静岡県小笠郡小笠町嶺田(現:菊川市)に伝承される嶺田祭には一本万度柱型とよばれる他に類を見ないような華やかな山車が曳き廻されています。花屋台ともよばれるその姿は二輪外輪式で、腰板・斗組の上に高欄が回されます、そして最大の特徴が中心に立つ一本万度柱と、それを飾り付ける竹についた無数の紙花。毎年毎年町内で作り、一日目で使ったものは2日目には使わないそうです。軽妙なお囃子と共に一本万度柱を強烈に振りたくるのが祭りの見どころで、そんなに振って大丈夫なのかと我々としては山車を労わる側の気持ちになってしまいます。祥雲では中嶺田の山車の彫刻・錺金具を一手に引き受けさせて頂きました。特に背面の力神彫刻は、材料からしてもかなりの化け物級です・背割りもなく芯去り無垢のかたまりから彫り出された力作です。
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祥雲の忘れられないお仕事 山車彫刻「玉匣社」

祥雲の忘れられないお仕事 山車彫刻「玉匣社」静岡県磐田市中泉久保町|25年ほど前のお仕事、山車「玉匣社」山車一式の彫刻。懸魚・鬼板・欄間・脇障子・御簾脇・腰板・蟇股・木鼻・獅子・獏すべての彫刻を一から建造。宮大工の技と彫刻の技の融合で、素晴らしい山車が完成しました。中国の故事二十四孝や仙人たち、楽しい姿を見せる唐子、守護者である青龍・朱雀・白虎・玄武。神功皇后に応神天皇を抱く武内宿祢(宿禰)など様々な題材を大胆に取り入れたとても見応えのある山車となりました。